日本というのは、感謝の国です。
だから神社に行ったときには、お参りする時間 がすごく短い。
極端なことを言うと、10時間かけて伊勢神宮に行っても、1時間も拝(おが)んでいる人はまずいません。
これが外国に行くと、何時間も拝んでいる人がいっぱいいる。
これはなぜかといえば、外国の場合は、神様にお願い事をしに行くのです。
だから何時間もかけて、真剣にお願い事をします。
だけど、日本の場合は感謝なのです。
「ありがとうございました」とか、「神様のおかげで幸せに暮らしています」とか、要するに感謝を言いに行くのです。
願い事は長いけれど、感謝は短いでしょう。
簡単に言うと、神様と同じで、人は感謝され、「ありがとう」と言われる生き方をしないといけない。
最近、「ありがとう」という言葉がはやっているようです。
この言葉自体、絶対にいい。
けれど、それを言うことだけを最終目的にしないでほしい。
今まで言えなかったけれど、「ありがとう」「感謝してます」という言葉を、やっと言えるようになった。
それは拍手物です。
私も拍手するし、「えらいね」と言い ます。
しかし、それが終着駅ではない。
やっとスタートラインに着いたところ。
マラソンでも、スタートラインで寝ている人はいないでしょう。
スタートラインで「バンザイ」と言っている人もいない。
ここが魂を成長させるスタート地点なのです。
どうしたら他人から「ありがとう」「感謝してます」と言われるようになるだろうか。
「あなたが生きててくれてよかったよ」とか、「あなたがいてよかった」とか、「このお店があってよかった」とか、「この歌があってよかった」とか、どうすれば そんなふうに言われるようになるのかを考えて実行する。
人間の究極の目的は、人から喜ばれるような存在になること、「ありがとう」「感謝してます」と広くたくさんの人から言われるようになることなのです。
『普通はつらいよ』斎藤一人…マキノ出版

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